BRM314 三瀬200K レポート その1

たまには真面目に書いてみようかと。

■スタート前まで

前日の夜中に準備を始めて、ブレーキシューやワイヤーを交換したり、変速調整したり、後輪のタイヤを換えたり、風呂入ったりしているうちにどんどん寝る時間が少なくなっていき、14日の午前3時30分に眠りにつきました。

で、4時30分に起床。睡眠時間の割には体調はそれほど悪くはない感じがします。朝食を摂り、バックパックに荷物を詰め込んで5時過ぎに出発。たまにボトルをケージに入れるのを忘れてしまうのですが、今日は大丈夫。

まだ日も昇らない時間帯なので装備したライトは全て点灯させて走ります。交通量も少なく、風もあまり吹いてはいないようです。サイクリングするには良い日でしょう。

津屋崎のセブンイレブンで出走前のご飯を買い込んで6時30分過ぎくらいに広場に到着。最近は7時30分とかブリーフィングが始まってから来たりとギリギリなのが多いのですが、今日は珍しく余裕を持って準備することができました。

今日のエントリー人数は123名ということで広場の人口密度も結構高めです。いつもお世話になっているスタッフの方やよく一緒に走る参加者の方々に挨拶をして、買ってきたパンをもぐもぐと食べます。これも準備です。本当は走る前にはこんな風に食べてはいけないのですが、自走で来ているので補給しないとやっていけません。

7時30分過ぎに行われたブリーフィングの場で、去年の皆勤賞の表彰を受けました。同じく皆勤のEさんが間に合わなかったので一人だけです。ちょっと気恥ずかしい感じです。


(bb-1さん撮影)

恒例の写真撮影の後はスタート時間までウロウロしてスタートを待ちます。

8時になってもすぐにはスタートせず、いつものように広場を出た所でカメラを構えます。
今回は道路の混雑を避けるために8時00分と8時30分の二組に分かれてのスタートとなり、僕は8時ちょうどに出る組なのですが、写真を撮りたかったので一応形だけのスタートを切ってから出口のところでカメラを構えている、ということにしました。スタートを切らずに写真を撮っていると、8時30分の時点で猶予を使い切って失格になってしまいます。

今回は出走人数も多いためにD40だとちょっと苦しい場面が出てきました。もう少し連写性能の高い機種が欲しいな〜。あとピントの合ってない写真も結構あって、これは練習しないといけないですね。

最初にすぐ曲がる所を直進する人がいたりして大丈夫かなーと心配しつつ、写真を撮ります。

8時44分に最後の最後にスタートです。「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに」と引き留められるのは毎回ですが、もちろんそんなわけにはいきません。一人で出て行くのはちょっと寂しいですね。



■スタート〜PC1 セブンイレブン南風台店まで 区間距離 74.1km

まずはみんなに追いつかないといけない(気がする)ので、ペースを上げて走ります。風は強くもなく、弱くもなく、心配していた雨も降りそうにないので一安心。

つい先ほど走ってきた道を逆に辿っていくと、ぼちぼち先発した方々が見えてきます。走れるうちに走っておこうという感じでどんどんパスして急ぎます。

信号待ちの空いた時間にfuk@さんやたいかんさんから届いたメールをチェック。結構前のほうを走っているようです。こちらも現在位置を送信。

右折ポイントのNo.7「港町」信号でようやくT田@さんやPAZU-さんのグループに追いつきました。やっと一段落かな? このグループでしばらく足を休めていると、さらに前を走る大きな集団に合流。福浜団地のところで歩道から親指を立てて見送ってくれた方がいました。気付くのが遅れて写真は撮れませんでしたが、とても勇気づけられるというか、見知らぬ人に応援されるというのはいいもんですね。

いつにも増して厳重な警備体制の中国大使館付近から、さらに前へ。

長垂の海岸沿いを進んでいき、今宿の信号を右折して二見ヶ浦への道に入ります。ぼちぼちハイペースのツケが回ってきたのか両足のふくらはぎがプルプルと震え気味になってきました。攣ると格好悪いので、少しだけペースを落として様子を見ます。

今回のクイズポイントは二見ヶ浦手前の「志摩町」の看板。ここは自販機もあるし、景観も良いので休んでいる人が結構いましたが、僕は足を止めることなく、デジカメで看板を撮影してそのまま通り過ぎました。ふくらはぎの限界点を超えないように上手くペースをコントロール、というか誤魔化して走ります。

志摩シーサイドカンツリーを右折しようとするN君を発見。彦山上るのはこれまた豪快なミスコースだなぁ。いつもは先輩と来ていますが、今日は単独。「直進だよ」という感じの合図を送って先に進むと、No.13「伊牟田」信号のところでfuk@さんに合流。混ぜてもらって楽をします。

加布里の辺りでフラットバーの女性の方をパス。女性の参加者でフラットバーは初めて見たような気がします。

ハイペースなのが祟って、やはり足が売り切れ気味になってきました。ちょっとした上り坂でも力が入らず、PC1の手前で既にヘロヘロ。太ももの筋肉にちょっと傷みが出てきています。関節のほうは何ともないので休めばある程度は回復するかな? と期待しつつ走りながら、PC1の手前の上り坂で失速。ひーひー言いながら上って、何とかPC1のセブンイレブン南風台店へ辿り着きました。

非常に賑やかなPC1。今回のように参加者が多いと、自転車を止める場所も早い者勝ちですね。とりあえずフェンスに立てかけてからさっそくトイレへ・・・と思ったら順番待ちだったので、後回しにして先に食事を済ませることにしました。
おにぎり2個とどら焼き、飲み物の補充にポカリを買い、受け取ったレシートは大切に防水ケースにしまい込みます。
昼食兼長野峠に備えての補給にしては少し少ないかも。上りに入ってしまうと自販機以外はほぼ何も調達できないので、ここで補給の判断を誤ると大変です。しばらく考えましたが、買い増しはせずそのままで行くことにしました。

一人でスタート。この先はいよいよ長野峠。傾斜はそれほどきつくはないのですが、今の状態では・・・。
Yさんの話によると長野峠は霧雨+気温4℃でかなり寒い、らしいです。天気予報のチェックを怠っていたので今日は朝から周囲の皆さんが長袖ジャージとかアームウォーマーなのに半袖という有様。一応バックパックにウィンドブレーカーが入っているので、下りで耐え難いほど寒かっら着替えようとは思っているのですが、それでもまともに降られたらキツイだろうな〜と不安です。

結局、長野峠は寒いどころか逆に暑かった。体を冷却するために水があっても良かったくらいです。陰になっている所は涼しく、上の方には雪も残っていましたが、全体としては暑くてたまらん! という感じでした。

この辺りではmyauさんやN君と走っていたような気がします。一旦下って、また上って、ようやく県境が見えてきて長野峠はクリア。一度下ってからの上りの傾斜が少しきつくなっているので大変でした。

そのまま下りに入ります。高い標高+汗+路面が濡れているので水しぶきがかかって寒いですが、我慢できないほどではありません。半袖でも何とか耐えられるくらい。スピードを抑えつつ慎重に下っていきます。下まで降りるとまた暑くなってきました。

北山の橋のところでペースが落ちてきてN君が先行。どんどん見えなくなっていきます。やはり若いのう〜。トンネルの手前で車体の尾灯を点灯状態に。今日はヘルメットの尾灯は常時点滅、車体の尾灯はトンネルや曇で暗くなってきた時に点ける、という方針で走っています。

北山トンネルを通過するとまたしばらく下ってから、いよいよ今日のお楽しみ、三瀬トンネル。30円払ってループ橋の下りが楽しめます。料金所から先がずっと下りなので、車にそれほど迷惑がかからないのも良いですね。下っている最中に写真を撮ろうと思ったんですが、高速でコケたら洒落にならんので止めておきました。

曲渕トンネルの手前で逆走するN君を発見。なんか見かけるたびに違う方向に走っているなぁ、と思いつつ下ります。後で聞いたら物を落としただけだったようで、一安心。


(その2につづく)